J.B.press 2005年 9・10月号 P5 |
こんなグループ、あんな活動 | |
楽しきかな、シニアライフ | |
雑賀衆の定紋 三本足の八咫烏 (やたがらす) |
戦国の動乱期、和歌山に雑賀孫市率いる当時最強と言われた鉄砲集団「雑賀衆」がいたことをご存知でしょうか。 その頃の紀州のことは、現存する資料や記録が少なく、あまり一般には知られていないのが現実だと思います。 そこで、「孫市の会」は、夢とロマンあふれる、歴史に埋もれてしまっている、紀州戦国時代の雑賀衆に、もっとスポットをあてたい。和歌山の内外の人に知ってもらいたい。そして、和歌山を元気にしようと奮闘しています。その「孫市の会」所属の雑賀衆甲冑隊を紹介します。 |
「食祭WAKAYAMA」の参加メンバー。右から(ハンドルネームで) 鷺ノ森澤次郎さん、花野酒造さん、雑賀啓二郎さん、吉法師さん、雑賀孫八隊長、和泉晴信さん |
進取の気性に富み、自由闊達な紀州人。それが雑賀衆です。和歌山市と海南市 のほぼ全域で活躍していました。 戦国時代、紀ノ川河口には全国から高野山へ運上米を運んだ基地がありました。 日本各地や明、朝鮮との交易も盛んで、当時の海上流通の中心地で富の蓄えがあ り、優れた船舶製造技術や鍛造技術を持っていました。そして、当時の最新武器で ある鉄砲をいち早く調達し、その財力と技術で鉄砲を製造したとされています。雑賀 衆の地侍たちは、鉄砲で武装し、「雑賀を制するものは全国を制する」とまで言われ るほどの、最強の鉄砲傭兵集団となりました。 信長が紀州に攻めてきた時には、雑賀衆を前に退散していきました。また、秀吉 をも苦しめた太田城の水攻めは有名です。 |
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現在メンバーは13人。今年3月「鷺森御坊と孫市の街〜花まつり」。8月「紀州おどりぶんだら節」。8月「孫市の街!市駅夏まつり」の他、介護施設、保育園への訪問・・・と、出演機会が徐々に増えてきています。日本各地の歴史祭りや武者行列に参加したりもします。全国の歴史祭り参加者や愛好家の人たちと交流して少しずつ学び成長していく甲冑隊です。しかし、メンバーの人数が足りなくて、他府県から応援に来てもらうこともあるそうです。愛好家の人たちと交流して少しずつ学び成長していく甲冑隊です。 |
甲冑というと、「鉄製で重くって、着ているだけでしんどそう」という印象がありますが、素材は、なんと!厚紙。重さは、約2キロ。女性でも楽に着けられます。それに、甲冑独特の鉄さび地の質感も十分に出ていて、本物とそっくりに出来ています。 手作り甲冑の第一号を持つ森下会長 |
「甲冑を着たらテンションがあがり、何でも来い!という感じになって、おもしろい」という人。「最初はじろじろ見られて恥ずかしかったけれど、もう慣れました」「甲冑を着て歩くのが快感になってきました」という人さまざまです。その姿は、戦国武士の風格が漂っていました。 |
メンバー募集中 | 問い合わせ 雑賀衆甲冑隊 雑賀孫八まで saikashuu@magoichi.or.tv |
孫市の街づくり http://magoichi.blog9.fc2.com/ 雑賀衆 http://saikashuu.fc2web.com/ |
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